もはや日本でもごく一般的な移動手段となったLCC(ローコストキャリア、いわゆる格安航空会社 )ですが、年々重量制限が厳しくなり、計測も厳密に行われることが多くなってきました。 預けられる(or 持ち込みできる)重量をオーバーすると、超過料金を支払う羽目になります。
今回LCCで旅行をするのにあたり、行き帰りに荷物の重量を測定するためのデジタルスケール(はかり)を購入することにしました。
MYCARBONのデジタルはかりをAmazonで購入
レビューなどを参考にしつつ今回購入したのは、下記のMYCARBON(マイカーボン?)のデジタルはかり。いわゆる中華ガジェットで、Amazonの吊りはかりの売れ筋ランキングでは1位を取ってることが多いです。ラゲッジチェッカー、ラゲッジスケールなどいろいろな呼び方があってややこしい。
数十円くらいちょこちょこ値段が変動するようですが、購入したときは1170円くらいでした。
仕様
- サイズ:150x32x20mm
- ベルトの長さ:約21.5cm
- 素材・材質:ステンレスデザイン
- 本体重さ:約98g(電池含む)
- LCDディスプレイ:30*16mm
- 電源:CR2032ボタン電池×1個
- 単位:g/kg
- 最大計量可能重量:50kg
- 最小計量単位:10g
- 風袋引き機能:あり
- 表示ホールド機能:あり(自動ホールドのみ)
- 公表計量誤差:±30
外観など
購入してすぐ到着。パッケージは割とスタイリッシュ。頭痛薬のパッケージっぽい。
中身は、本体と簡易的なマニュアルのみ。マニュアルは日本語で書いてあるけど、無くても使えるくらい単純な機器。
電池はごく一般的なボタン型電池CR2032。 電池交換することはそうそう無いと思いますが ドライバー類が無くても蓋が外せ、電池交換も指先で可能。旅先でも安心。
値段の割には本体はメタリックのボディで意外と質感がいいと思います。
やや弧を描く形の本体は、説明によると「人体工学に基づいたデザインで、使用者の手にぴったりフィットする」とのこと。曲線があれば、とりあえず人体工学と書いておけばいいだろうみたいな風潮はあると思う。
電源を入れたところ。
使い方は簡単で、電源ボタンを押すと起動してライトが着き測定スタンバイ状態になるのでバンドに荷物を吊り下げるだけ。
機能としては、起動時にもう一回電源ボタンを押すとkgとgの表示を切り替え可能。また、重量を測って数秒安定すると自動的に表示をロックする機能付きで、ロック時は(hold)と表示されます。
精度の測定
わずか1000円のデジタルはかりが使用に耐えられる精度なのかどうかが気になるところです。そこで、ざっくりとですが重さを測ってみました。ちなみに公表している誤差は±30gです。はたして使い物になる精度だろうか。
900mlのペットボトル
まず最初に測ってみたのは、どこにでもある900mlのコーヒーのペットボトル。制度に問題が無ければ大体900gちょい位に測定されるはずです。
0.92kgでした。かなりいいんじゃないでしょうか。
5kgの重り
続いて2.5kg*2で5kgのウェイトを測ってみます。
コンビニのビニール袋にぶら下げたところ、揺れて測りにくく、ブレが生じるものの結果は5.05kg。プレート自体の誤差と揺れによる誤差を考えれば、これも十分な精度ではないでしょうか。
10kgの重り
最後に2.5kg*4で10kg。ビニール袋が破けそう。
10kgになると片手でホールドして撮影するのはかなりきついですが、結果は10.09kg。10kgあたり100gの誤差としたら旅行用品や発送品を測るのには実用上十分だと思います。
総評
良い点
- 1000円ちょっとで購入可能な安さ
- 荷物を測る程度の利用目的なら問題ない精度
- 本体も軽量なので持ち運びしやすい
悪い点
- 形状的に持ちにくいのに加え、揺れてしまうため、 重いものに向かない (20kgくらいが限界か) 。
- 上記に加え、高重量にパーツ(特にベルト部分の金具の強度が怪しい)が耐えられないと思われる。
総評
あると便利。買って損はしないと思う。
いくつかブランド違いで瓜二つのがありますが、たぶん中身は同じメーカーなので精度も同じだと思います。
コメント
[…] MYCARBONデジタルはかり(ラゲッジチェッカー)精度チェックレビュー【LCCでの旅行や荷物発送におすすめ】Amazonランキング1位のMYCARBONのデジタルはかり(ラゲッジチェッカー)をレビュー。 […]